Java One資料公開
marsさんの投稿からJava Oneの資料が公開されたのを知りました。
http://developers.sun.com/learning/javaoneonline/j1sessn.jsp?sessn=TS-6547&yr=2008
Java Oneに行った同僚から資料はちょろっと見せてもらったけれど、家でゆっくり読めるのはすごく幸せ。
相変わらず素人丸出しの個人的興味のある資料の感想でも書いてみよう。
・・・かなり膨大なので何回かに分けると思いますが。
Oracle Technology Network for Java Developers
もっと突っ込んだのを期待したのだが、当たり前のノウハウ集だった。ちと残念。
Oracle Technology Network for Java Developers
"PROGRAMMING IS FUN AGAIN"を見てちと寂しくなった。Javaは楽しくない言語なのかねぇ。
内容はJavaとScipt言語を使って開発する手法の整理・・・かな?
4つのパターンの得失とともに、RhinoとJavaの実例を踏まえたプレゼンになっていて分かりやすいし、こういう考え方すればいいのかと勉強になった。
私のC++でのLuaの使い方は"Explicit Script Invocation"のもっと劣化した使い方になるなぁ。
Oracle Technology Network for Java Developers
火星の地図を作るプロジェクトをJavaで実現した際の苦労話・・・なのかな?
膨大なデータをグラフィカルに処理するために解決しなければいけない問題点と、その解決のためにとった手段が簡単にだけど書いてあって勉強になった。
このプロジェクトGPL3で公開されているんだそうな。JMARS Open Source
Oracle Technology Network for Java Developers
Javaでかかれたx86 PC-ATエミュレータであるJPCの話。
こんなの何に使うんだろうと思ったら、グリッドコンピューティングに使う?みたい。「実機の50%の能力を実現する」っていうのが目標なんだそうな。
おもしろいけど私が実際に使うことは無さそうだな。
Oracle Technology Network for Java Developers
典型的なデザインパターンの実装の欠点と対処策を考えるプレゼン。
ただしSingleton以外は「これが正解」という解答を出しているわけではない。
Use design patterns as a starting to point to discuss
alternatives. Don't stop at an example from a book or a
blog or even a JavaOne℠ event presentation. :)
には激しく頷いてしまった。実システムでサンプルコードを丸々コピーするのは本当に止めてほしい。
Oracle Technology Network for Java Developers
G1というConcurrent Mark&Sweep(CMS)に変わるGCの話。
恥ずかしながらこのスライドを見るまでG1の存在を知りませんでした。
CMSに比べると、GCの停止時間を中心にかなりいい結果を出すようなので、期待です。
Oracle Technology Network for Java Developers
Closureについての注意点付き利用方法の解説。
Closureを使うのは簡単だけど、クロージャーを考えたフレームワークやライブラリを作るのは結構難しいという話と理解した。
いつクロージャーが使えるか分からないけれどフレームワーク屋として観察が必要な話題だと思った。
Oracle Technology Network for Java Developers
これからくるかもしれないJavaの新しい機能の説明。
必要性は分かるんだけど、もうここまでくるとコーディング規約で縛るのはかなり難しい気がしてくる。Javaはある意味C++よりも複雑な言語になりつつあるように思うな。
私的には楽しいけど。お仕事的には頭が痛いね。日本のベンダーは5.0から先にはなかなか移らない可能性があるなぁなんて思った。