toge's diary

コンピュータ関連の趣味をつらつらと。

30歳かぁ

16,17歳の時のもっとも強い記憶は、「僕は30になる前に死ぬんだろうな」だった。
・・・と書くと、なんとも暗い青春時代だな。

あの頃はまだ打ち込めるものがなくて、一生飯を食っていける確信もなくて、ただ、ボウフラのように高校生活の表面を漂っていた。だから、10年以上先の見えない未来に恐怖して、「30前に死ぬ」と考えていたんだろう・・・なんて思う。

友人が立ち上げたBBS(パソコン通信てものが昔あったんだよ)に夜な夜な繋いで、しょうもないことを沢山書いていたなぁ。今読み返すと赤面ものだ。あの頃の自分が目の前にいたら仏頂面で「悩むな!1行でもコードを書け!」と言ってしまいそうだ。(^_^;

今はIT周辺にいる限りはそこそこのおいしい飯を食べられる確信は得たけれど、でもやっぱり焦りはある。
77時代ともてはやされる同年代の経営者たち、着実にせまりくる「webの向こう側」の流れに半歩遅れている実感、そしてなにより、「40歳にこうなっている」と言い切れない自己認知。

でもそれでも多分30歳の1日目は訪れてしまう。ならば、確実に一歩を踏みしめなければと思うのです。

悩んでいた10代の自分に「1行コードを書け」と言いたくなる10代ではダメなように、40歳の自分が30歳の自分も「まあまあだったね」と言える一日を過ごさないと、と思う。

・・・丸くなったな私も。でもその分確実に前に進んでる。さよなら20代。