gcc 4.2は遅い?
昨日は寝て終わったから今日は朝から飛ばすよっ。
W.Deeさんの日記より。
2008-03-02 19:09 e : gcc-4.2はかなり前からパフォーマンスに関する悪評があり、実際4.1よりかなり劣ります。利点としてはOpenMPに正式対応したぐらいか…。多くのLinuxディストロでは4.2を見送って4.1→4.3というアップグレードになってます。でも4.3もSIMDやtree-optimizationで色々問題を抱えており、解決するのは4.4以降になるだろうとの事。ここは4.1で留めておいてはどうでしょうか?3.3ほどではないにしても優れたバージョンだと感じます。
http://kikyou.info/diary/?200803#i2
へぇ、gcc 4.2採用のコンパイラがない理由ってそうなんだぁ。
情報ソースがなかったので勝手知った流Fedora wikiで調べてみました。
Lots of new optimizations, experimental C++0x support (variadic templates, decltype, static assertions, right angle brackets, ...), parallel mode for STL, substantial Fortran improvements, but most importantly an actively maintained compiler by upstream. GCC 4.1.x served us well for a bunch of Fedora releases, but it is not really maintained upstream any more. GCC 4.2.x has lots of issues, e.g. with performance of generated code, and many of its new features such as OpenMP 2.5 support were backported to 4.1.x-RH anyway, so we want to skip it directly to 4.3.
http://fedoraproject.org/wiki/Features/GCC4.3
うーん、4.2をスルーしている意味がぼかして有るような。まあ何にせよ4.2はダメの烙印を押されているわけだ。
自分の環境だとgcc 4.2の方がgcc 4.1のバイナリよりたいてい速いけどね。