ITのゼネコン体質を崩したい

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業界を俯瞰して話せるほど経験も視野もないので、個人視点の感想を。

そう日本のシステム開発は暗い。お客とは言った言わないの論議になるし、某巨大企業のお客様態度が業界に蔓延して、下は叩かないと成果を出さないと勘違いしている担当も多い。その結果、個人にスコープを当てれば、休日出勤・栄養ドリンク漬け・心身ともに壊れる、等々の結果になる。

そうお先まっくらなのだ。それは私も学生の頃から知っていた。大学の企業見学で言ったN○○の工場では、SE達が見えないゴールに向かって感情を止めて動いている姿が印象的だった。
# 今思うと凄い風景を学生に見せているよなと思うが

でもそれが嫌だからといって、他の職につきたくなかった、自分の好きな職がおかしいのならば、変えてやろうと思った。
そして今の会社に入り、少しずつ、少しずつ、少ない社員が力を合わせて、巨大なゼネコン体質の壁に風穴を空けている最中だ。
でもふと、本当にこれは徒労ではないのだろうか？とも思う。一歩間違えば大企業の便利屋として一生を終わる可能性だってある。やはり小さな会社、他の会社に潰されることだってあるかもしれない。
でも、必ず実現出来るという意思は3年間の経験で強くなるばかり。それは私が夢想家だから・・・というだけではなく、3年間で会社の仕事が徐々にだが確実に変わってきているからだと信じている。

発注元も賢くなっていると思う。遅々としていてじれったいが。
それと同じくらい遅々としているが、発注先も変わってきていると思うのだ。
口を空けていても現状は変わらない、微力だけれど、ルーチンワークから抜け出して、自分が動いていくしかない。

私は誰もがSEであることに誇りを持てる未来が来ると思っているし、これからもそしてその日も私はSEであると思っているよ。
負け犬の遠吠えにならないように、明日も頑張ろうっと。