toge's diary

コンピュータ関連の趣味をつらつらと。

ポリシーがあるから泣いてしまう

昨日は年甲斐もなく泣きながら家に帰った。

ある社員数数人の会社の社長と1対1で呑み、組織論から始まり、仕事観・会社観まで話した。
この社長は他の会社の取締だったのだがそれを辞めて今の会社を作っている。
それだけあって論理的に話せ、それだけでなく、強いポリシーのある人だった。

この人の働き方は分かる。自分が親玉として外にも内にも強い存在となり、責任を背負うことで、社員は「命令に従う」という免罪符のもと仕事に集中できる。
しかしその働き方は実は下の成長の機会を奪っている。

一方でうちの会社のように全員が会社の責任を持つやりかたは、新人に対しても責任を求めるため、成長をうながせる。
しかし、ほっておけば一人一人の責任は弱まってしまう。「社員の意識、向上心」という曖昧なものに頼るやり方は、管理することに注力する普通の会社から見ると異質なものだ。

自分が自分のポリシーを伝えきれないことが悔しかった。
自分の会社の社風が完璧ではないことを知っている分、相手の言っていることにどこか納得している自分が、情けなかった。
そして「経営者はさぼっている」と言われたことに憤った。これだけ七面倒臭い制度を作って社員の成長にかけているのに。

・・・これ以上は愚痴なので、やめておきます。

何にせよ自分のポリシーは一人よがりでしかなく、相手を変えることは出来ない程度のものなのだと実感しました。
次は泣かないため、もっと考え、もっと経験していかないと、と思うのです。